この映画では４姉妹と継母・柊子の関係を大きな軸として構成されています。
柊子役を演じてくださった石原理衣さんの、時にあどけなく、時に大人の魅力に溢れる演技に魅きこまれます。
葉月家での四姉妹の会話や継母とのやりとり、実は松下姉妹の幼い頃の実体験に基いたエピソードが下敷きになっているそうです。一体どれが本当にあったお話しなのか、想像しながら観るのも楽しいですね。
四姉妹の不安定な心情を表している葉月家にはびこる怪しげな植物は、松下ユリアの生け花の師匠である草月流の栗林梅光先生の手によるものです。
お弟子さんと一緒に、次々と映画の世界観にぴったりの生け花装飾を施してくださった先生、さすがです。
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